mumbleboy

セックスと嘘とビデオテープのmumbleboyのレビュー・感想・評価

3.7
この映画、昔からタイトルだけは知っていたけどリアルタイムにはまだ若すぎて自分かで観に行ったり借りたりすることができず観るタイミングを逃して数十年後になってやっと観ました。

スティーヴン・ソダーバーグ監督も名前だけはずっと知ってたけどほとんど作品を観る機会がなくて何だかすごく評価されている方だけど自分にはちょっと合わないのかもとちょっと食わず嫌いに思っていたかも知れません。

今作を観て、確かに面白い作品でしたが好き嫌いで言うとそんなに好きではなかったかも知れません。ただアンディ・マクダウェルは大好きなので彼女が出演しているだけでも観る価値はありました。今作の前半部分のアンディ・マクダウェル演じるアンはいかにも専業主婦という感じであまりアンディ・マクダウェルっぽくないと思いました。俳優に「っぽい」とか求めるべきではないかとも思いますが後半のアンが自分が持つアンディ・マクダウェルらしさに近く感じられてそっちの方が好きでした。ローラ・サン・ジャコモも非常に良かったです。彼女の何の作品で観てたか全然覚えてなくて検索してみたところどうやら昔1997年から2003年まで放映していた「Just Shoot Me!」というシットコムみたいでした。シットコムって毎週決まった曜日に観るので何だか自然と出演者に親近感を抱いてしまうんでうよね。そんなローラ・サン・ジャコモがこんなにエロさ全開の役を演じていたのは圧巻でした。まるでハートウォーミングな映画ではないですが、ずしんと響く作品で長年、どんな作品なんだろうという謎が解けて良かったです。
mumbleboy

mumbleboy