スティーブンソダーバーグ監督作品。
面白かった。
落ち着いた、抑制されたトーンが全編通底しており、まるでヨーロッパ映画(ベルイマンなど)を想起させる雰囲気が魅力的。ビデオや精神分析などのモチーフを巧みに使い、4人の登場人物たちの内面を炙り出していく。
嘘や欲望によって絡み合った諸々を、お互いぶつかり合いながらも、徐々に解き明かしていく流れは見応えがあった。
ラストが爽やかな終わり方なのも好印象。
この後「オーシャンズ11」などを撮るとは思えないほど、しっかりしたアート映画。
サクッと観れるのでおすすめです。