「リメイク版の前日譚を描く続編」とはいえ、物語の大筋はオリジナル版の模範でしか無いので、特にこれといった新鮮味は無い。しかし、ホイト保安官をメインに据え、「殺人鬼ファミリー」の要素を全面に押し出した原点回帰感は面白く、R・リー・アーメイの不快じじいを体現した演技も見事で、前作に足りなかった部分を、より補強しブラッシュアップする姿勢には好感が持てた。
サービス精神旺盛なゴアや、キメ画の外さなさもナイスで、レザーフェイスのビジュアルも、前作より好みな方向性で良い。
どう頑張っても塗り替える事のできないオリジナル版を、別ベクトルから面白く仕上げようという意気込みを感じるし、実際前作よりも完成度は高いと思うので、満足はできた。オリジナル版には遠く及ばないが、これはこれで悪くない。