BSテレ東
冒頭長崎五島列島の宮本信子と森繁。残り舞台は柴又で博の独立騒動。マドンナは夕子役のあやや。
すでに6作目にして家族から病気扱いされ、この辺からはなんの衒いもなくストレートにマドンナへ横恋慕。
本作は柴又のドタバタもまずまず面白いのだが、個人的には宮本信子との旅路が印象的。
故郷の島が見えてきた船の中で渥美清が声をかけた途端に号泣する宮本信子。森繁が入ってからの重厚なセリフ回し。
ただ、そこからの展開で柴又に帰ろうとする寅さんがいかにも軽くて少々違和感。
ラストの「ふるさとってやつはよ、ふるさとってやつは、、、」はやはりグッとくる。
因みに本作は「純情編」だが、前作の「望郷編」と逆のほうがしっくりするのは当方だけか。
そういえばタコ社長の家族も見れます。