このレビューはネタバレを含みます
ナチス占領下のフランス。
マリーは夫が出征中に禁止されていた堕胎の手伝いをしお金を稼いでいた。
負傷し戻ってきた夫に冷たく、稼いだお金で贅沢をし、愛人まで作る様に。
夫が出征中に妊娠する女達。
明らかに遊んでいる。
命をかけ戦争に行っているのに。
中にはそうでない女性もいたが。
女性達は助けられたと思うのだろうが、夫ではない相手の子供を妊娠しているのだ。
それは、夫への裏切りでもある。
お金を稼ぎどんどん綺麗になっていくマリー。
旦那さん、惨めすぎる。
鬼嫁のクズ女のマリー。
20人以上の子供達を殺したことに。
堕胎した女達は罪に問われないが、マリーのした事、罪悪感のかけらもない様子もなく、負傷のため仕事が見つからない夫を馬鹿にし、贅沢と情欲に溺れてた。
マリーは国家の道徳観を取り戻すため見せしめとして処刑された。
裏切られ、バカにされたマリーの夫の告発により。
私はマリーに同情は出来なかった。
残された彼女の子供達の未来を案じていた。
イザベル・ユベールさすがの演技だった。
クロード・シャブロル監督作品