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戦争のはらわたのMcQのレビュー・感想・評価

戦争のはらわた(1977年製作の映画)
4.7
とりあえず邦題センスに脱帽、、
どんだけはらわた好きなんでしょうか笑

そして、はらわたは一瞬でした。

戦争もはらわたも苦手なので、中々観る気になれなかったものの、ペキンパー監督作としてスルーする訳にもいかず、、

観て良かった!

壮絶たる戦争映画に違いないのに、他の戦争映画とは明らかに違う何かが胸に残る。

この映画においてドイツVSソ連の戦いは背景に過ぎない、、

こんなラスト観た事ない!

強烈なスパイスとなっているのはオープニングとエンディングで流れる「蝶々」、、この選曲は監督しか思いつかないのでは?

原曲の歌詞はそれなりに意味があるようだけど(^^;
(別離、出発、悲しみからの回復を願う唄だとか)

監督の妥協を許さぬバイオレンス魂により、製作途中で予算が底を突いて食費を削り、全員飢え死にしそうな極限状態で演じていたり、、

監督とプロデューサーとの関係はシュタイナーとシュトランスキーそのものだとか!

これは裏話だけで映画1本撮れそう笑

前半登場する少年兵はめっちゃ見たことあると思ったら、クストリッツァ作品常連のあのお方だった!(スラヴコスティマチ)
そのまま子供がおっちゃんになった感じ、、笑

戦争シーンのこだわり、撮影、編集テクは驚異でしかないけど、長さが少し気になったのでこのスコア。
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