好きと言っていいでしょう

戦争のはらわたの好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

戦争のはらわた(1977年製作の映画)
4.2
とにかくヤバくて強烈な映画でした。
映画評論家の町山さんのファントムオブパラダイスと並ぶ歴代1位の作品だそうですね。

普通の映画と違って、ドイツ軍からの目線で描かれていて、主人公は国家並びにヒトラーが嫌いという変わったキャラでした。

冒頭から子供の歌声があって、それと同時に当時のナチ政権の映像がダイジェストで流れるシーンから、もうこの映画は只者じゃない感じがプンプンしてきました。

部下から慕われる主人公に対し、貴族出でプライドの塊の上司の人物像の比較も面白かったです。

戦闘シーンや、潜入シーンも手に汗を握りますね。かなり変わった編集も見どころの一つです。

ラストはめちゃくちゃインパクトがありました。
こちらもしばらく動けなかったです。

監督、役者陣の凄まじい熱量がこもった素晴らしい映画でした。