クリープ

明日、君がいないのクリープのレビュー・感想・評価

明日、君がいない(2006年製作の映画)
3.1
原題は 2:37
6 人の生徒の物語
朝から 午後 2時37分までの間、 カメラはそれぞれ 悩みを抱えた6人の主人公を緻密になぞっていく───彼らの心の中を知る頃には
この中の 誰かが死ぬ。

●映画の観せ方
何気ない 一日の一コマ・・キャラクターをぐるりと回転して撮したり、その生徒の前をすれ違った瞬間、スイッチして そっちを追いかけ 物語が変わる手法☘️
同じ 時間軸で 色んな角度から 多角的に観せていく。少し 時を逆行させながら───
「パンテージ ポイント」「羅生門」のフォーマット☕
●ファースト シーン
木立が 空を仰ぐ カメラが ふわりとゆれる
ハイスクールを 歩く生徒のスローモーション
壊れたウォータークーラー

●邦題について
「明日、君がいない」
この言葉を例えると 「鬼滅の刃」六太の台詞
「お兄ちゃん 置いて いかないで!」
なのだ
何が 言いたいのかって、言うと
頭で考えた台詞じゃない 何かを犠牲にしないと
表現出来ない言葉だと思うから。
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ジムノペデイ 第 1 番 が 静かに流れる♪


メル 一瞬 すれ違う
誰かが「おはよう」

「スティーブン 平気? 血が出てる
ティッシュ あげる」
───────後ろ姿を心配そうに 見つめて
「ねえ」
「大丈夫なの?」


「ねえ」
「大丈夫なの?」
クリープ

クリープ