このレビューはネタバレを含みます
重めのスクールカーストモキュメンタリー風味な群像劇
キャッチコピーは「追い詰められてもSOSが届かない」
皆追い詰められてるのに届かないというより助けてすら言えない重さ
タイトルからわかる通り冒頭で誰かがいなくなる事がわかるんだけど、イケてないとダメな学校の中で必死に自分を偽ってる子や、障害や家族の問題を抱えてる子達を中心にカメラが追っていく
本当に誰がいなくなってもおかしくないシビアな状況ばかりで最後まで誰がいなくなるのかわからない
唐突に最後が訪れる
実際はこんな感じなんだろうな
主要人物でもない子が唐突にいなくなる
それでもなんで彼女が?とは思わなかった
作品中でも「いたけど気にもしなかった存在」として描かれた彼女だけど、みんなと一緒で助けてを言えなかっただけなんだろうな(なんなら他の子より言えなかったのかも...)
状況のシビアさが問題じゃなくて意外な子が助けて言えなかったりするんだよね
突然親友を失うという経験をした当事19歳だった監督が撮ったからこそリアルなへビィさがありました