Aoi

明日、君がいないのAoiのネタバレレビュー・内容・結末

明日、君がいない(2006年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何のためかわからないインタビュー
を挟みつつ、それぞれの主要キャラクター視点で時系列が進んだり戻ったりしながら
進んでいくストーリー

これがとてもとてもよかった。
約10年前に予告を観た時から、
きっと推理しながら観る映画なんだろうと思ってた。よくあるティーンの悩みを
大きく分けてお話の中に混ぜ込んでくるんだろうな、と。そうではなかった

恋愛、いじめ、ゲイ、家族
よくある悩みをそれぞれ持つ6人は
皆悩んではいるが、それぞれ
誰かに必要とされたり依存する何かがあったりする。途中まではとても辛いんだろうな、と思いつつ観てたけど、

生きていて一番辛いのは
大きい悩みがなくても、
誰かにとって必要な誰かになれないこと。理解されないこと。熱心になれる何かがないこと。
人は寂しいと辛くなる
私はそう思っている。

最後まで観たからこそ、
この映画はほんとうによく出来ていて
どんな辛い悩みを持っている主人公がいる映画より共感できて、感情移入できて、
私達に寄り添ってくれる映画だなって思った。
私達 人は映画に出てくるような主人公ほど濃い
キャラクターは持っていない。
Aoi

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