オーストラリアの『エレファント』『桐島』的映画。
「2時37分、この中の誰かが自殺するーー」ということが分かっていながら物語がすすんでゆく。いったい誰が自殺するのかとある種謎解きのような見方で楽し…
「いてもいなくても同じなら、このまま消えてしまってもわからないでしょう?」誰にも嫌われないかわりに好かれもしない、良くも悪くも人と深く関わることができない彼女の苦悩。学校を舞台に各々の生徒の孤独を描…
>>続きを読む想像より内容が深くて考え、感じるものが多くあった。
数人の視点から一日の学園生活の話が進んで行くのだが、冒頭で分かるのは誰かが2:37に命を断つということだけ。それぞれの人物の悩みが明らかになりつつ…
2時37分。校内の誰かが自殺を図った。
その瞬間に向かって、その日の朝からストーリーは進んでゆく。
神聖な何かのような、ただの空調のような、誰かの呪いような 音 がずっと流れている。高校生の一日…
非常にスコアをつけづらい映画だけど、面白さとか感動じゃなくて、どれだけ心に残ったかということでハイスコア。
「思春期特有の閉鎖的な感覚」が全編に渡って漂う。言えない事もある中で、憶測や誤解したり、…
自殺したのが誰なのか最後までわからなかった。誰も幸せになってないから後味はとっても悪いです。自殺の描写が長くて生々しくて直視できなかった。思った以上に鬱展開でした。でもこういう鬱映画ってたまに凄く観…
>>続きを読む自殺した子があの子とは。それが最後まで分からなかったことがこの映画の核心ではないだろか。
つまり、それぞれのティーンの心の闇を見せられて分かったつもりでいた事自体が間違いで、それはもっと深い場所にあ…
2:37のある出来事を軸に、その日の朝に巻き戻り、彼らの1日と共に話が始まる。
誰が?何故?
神経を研ぎ澄ませ、小さな兆候も見逃してしまわぬよう、彼らを丁寧に丁寧に見つめる。
それぞれが悩みや苦し…