東朴幕院

サボテンの花の東朴幕院のレビュー・感想・評価

サボテンの花(1969年製作の映画)
4.2
まだ、未見でこんなに面白い映画が残されていたと幸せなん気分にさせてくれたのが本作。
モテモテ歯科のウォルター・マッソーが付き合っている女の子 ゴールディ・ホーンに対して3人の子持ち既婚と偽っていたのに彼女の自殺未遂を機に結婚を決意。嘘が原因で奥さんが可哀想、会ってお詫びしたいと言い始めた事で始まる所謂、スクリューボール・コメディ。その嘘の辻褄を合わせるべく歯科医受付のハイミスの大女優 イングリッド・バーグマンに妻のふりをしてくれとお願いするが、話しはその様に運ばれず....。
兎に角、映画初出演で見事に米アカデミー助演女優賞を受賞したゴールディ・ホーンがキュートでチャーミング。素晴らしかった。そこに大女優バーグマンが映画前半と後半で凄まじい変化を遂げていく所が凄い。とても魅力的な演技でコメディなのに心打たれた。
そしてウォルター・マッソー、我々世代では『サブウェイ・パニック』となるのだがイカした歯科医を演じているのには受けたね。確かにスーツの着こなしは格好良いと思わせたけどね。
バーでのダンスシーンは本作品の名シーンだね。
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