MiYA

サボテンの花のMiYAのレビュー・感想・評価

サボテンの花(1969年製作の映画)
4.0
本作のリメイクである「うそつきは結婚のはじまり」はクレイジーな内容が結構ツボにはまりした。やや悪ノリがすぎたリメイクに比べ、このオリジナルはとても洗練されたセリフ劇でした。センスのよいコメディとはまさにこれでしょう。

男の妻を演じるように頼まれた独身女(イングリッド・バーグマン)が、最初はいやいや引き受けたのに、やがてノリノリになって暴走していくところがなんといっても面白い。ベテランの風格のイングリッド・バーグマンの芝居が素晴らしく、子どものようなゴールディ・ホーンを迫力で圧倒しています。オスカーをとるなら、彼女だろう、ゴールディ・ホーンのほうじゃないと思ってみたり。
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