エリオット

快盗ルビイのエリオットのレビュー・感想・評価

快盗ルビイ(1988年製作の映画)
3.9
和田誠が「麻雀放浪記」に続いて監督したロマンチック・コメディ。

イケてないサラリーマン林徹(真田広之)はマンションの2階で母親(水野久美)と二人暮らし。
ある日、同じマンションの3階に加藤留美(小泉今日子)が引っ越してきた。
彼女はフリーのスタイリストをしているが、本当はルビイという名の泥棒で、徹はいつの間にか相棒として犯罪の手伝いをさせられるハメに....。

物語は他愛もない話だが、小泉今日子のアイドル映画としては最高に可愛いい作品になっている。
往年のハリウッドで量産されていたようなおしゃれで小粋なコメディを再現するため、セリフ回しや衣装、セットや撮影方法など凝りに凝っていて、途中5分以上の長回しがあったり、突然ミュージカル風になったりと、そういう部分も観ていて楽しい。
山田宏一氏との共著「たかが映画じゃないか」を読んでいると、監督はまさにこういう映画が好きで好きでしょうがないんだろうなあと納得の一本。
家で何かしながらでも観られるリラックスムービー。

wowowにて。
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