ミッキー・カーチスが五十嵐信次郎名義で主演を張っている時点でもう胸アツである。
なんでもこの名前はカーチスが日本語の名前と日本人に憧れて子供の頃に作ったものらしい。
行き当たりばったり、お茶を濁す系の作品が大好きな身としては最後まで楽しめたのだが、わりとシニカルでリアルな面もあり、冒頭の鈴木老人が置かれている現状というのはまさに高齢化社会日本の縮図だと思う。
社会に必要とされない老人のある一日みたいなシーンは本当にキツい。だからこそラストシーンのあの何とも言えない笑顔に重みを感じるのだ。
あと今さら気付いたんだけど矢口作品って主人公が鈴木である場合が多いのな。