このレビューはネタバレを含みます
切り裂きジャックが科学の力で判明したとかで、それに影響されて見ました。
実際にあった出来事を元に作られた話は展開がだいたいわかったうえでの鑑賞になるのですが、これはそれを逆手に取ったミステリになってておもしろかったです。
人間の想像力ってすごい。
映画が事実とロマンチックなフィクション(おそらくフィクション)をうまく混ぜて楽しませるストーリーだったので、科学の力で判明した事実のほうがすごくありがちなものに感じられて、切り裂きジャックくらい多くの人の想像力を駆り立てた事件となると、事実は小説よりも奇なりが当てはまらないこともあるんだなぁと思いました。
ジョニーデップと19世紀イギリスは似合いますね。
物語の中盤で、ジョニーデップが奥さんに妊娠を告げられたところなんか「スウィーニートッド」を思い出してなんとも嫌な予感がしましたが、案の定バッドエンドでした。
悲しいラストのはずなのに、死んだ人の目のうえにコインを乗せた絵面がシュールで、ちょっと笑ってしまったのはわたしだけじゃないはず。