霧がかった薄暗いロンドンの街並み。始まりから終わりまで夜の場面が多く、昼間でも何処と無くどんよりとした空気が画面を満たしていた。
時折現れるアブサンの緑と馬車のランプの緑がより画面に不気味さを加える。
陰湿な世界観が出ていていい。
ジャックザリッパーの事件は諸説あるようで、今回はその中の一説をもとにした映画。
結局最後まで犯行に加担する訳ですけど、終始御者のおじさんが何故か気の毒。
ジョニーデップが撮影した頃は37歳くらいというのは信じられない。若い。
巡査部長がハグリッド(ロビーコルトレーン)に気がつくのに時間がかかった。どおりで良い人な訳です。
最初から最後までヘザーグラハムが綺麗でした。