Hokkaido

青の炎のHokkaidoのネタバレレビュー・内容・結末

青の炎(2003年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

若き日の二宮さん松浦亜弥さんに加え、なんと山本寛斎さんの演技が観られるそれだけで貴重な作品かと思います。

ただ、内容的には、ストーリー、演出、画、音楽、全般的に何となく作りが荒いというか、二時間ドラマ火曜サスペンス的な印象で、リアリティーが感じられない部分も多く気になりました。

以下諸々、、、
犯罪としては技術的には詰めているようですが、そのわりに時間的物理的な詰めと言うかアリバイ工作、証拠隠滅工作がちょっとお間抜け過ぎに感じました。
まあそこが17歳高校生、という事なのでしょうが、あんなに大きな血圧計忘れちゃうとか、高校生をバカにし過ぎな感もあります。
チャリで江ノ島七里ヶ浜辺りの海岸線走ってたら、目撃者だらけですし。
その辺もやはり二時間ドラマ的でした。

もちろん父親が悪いのですが、母親のダメっぷりが見事でした。
呑んだくれ元夫を家に迎え入れ置いておく理由もふにゃふにゃですし、それによって息子が追い詰められているのを知りながら流され、さらには『私がいけないんです』と悲劇のヒロイン的物言いはするものの、『それがあの子の最初の嘘でした。』とチクったり、我が子を守ろうと言う素振りが全く表現されていないのがインパクト大でした。
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