ある朝の野原家。貧相過ぎる食事を前に立腹するしんのすけ達にみさえが見せたのは超高級焼肉。この肉を購入するためにみさえが節約した結果がこの朝の食事だと納得したしんのすけ達だったが謎の組織の企みに巻き込まれ…逃亡者となった彼らは一家揃って焼肉を囲めるか？
劇場版第11作。
クレしんらしい破壊力抜群のギャグ描写と協力な飯テロで最初から最後まで走り抜けるドタバタコメディ。敵組織との逃亡劇を軸に描いているだけあって一本のアクション映画としても普通に面白く見れる！特にジェットコースター上の攻防はかすかべ防衛隊の子供達の熱い友情もあって胸が熱くなる！
敵側のボスの悪巧みの動機はあんまり共感できないし後々の作品と比べるとテーマ性など殆んどない作品ですが帰って焼肉を食べるっていう目的だけで観客のアドレナリンをここまで誘う超快作もなかなかない。最後にしんちゃんが敵のボスにちゃんと救いを与えるのも子供らしい優しさを感じて映画として良し。敵幹部の１人の堂ヶ島少佐のモデルは「地獄の黙示録」のキルゴア中佐らしいです。パロディのチョイスが渋いですね。
