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恋するトマトの386のレビュー・感想・評価

恋するトマト(2005年製作の映画)
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農家や婚活につかれた中年男性がフィリピンでとある女性に出逢うことから再起していくお話。

農家の嫁を探し、いい雰囲気になったのに土壇場でダメになってしまう様子は観てて悲しかった。
農業が大変なこととか、田舎であることとか、それに囚われない女性もたくさん居るだろうし、結局縁だと思う。

フィリピンでトマトを育てて共に暮らしていく姿は「自分の場所を見つけた」ようにみえた。

これまで真面目にやってきた事が、自分の血となり骨となり、求められる場所でとても役にたつ。

そしてそれを自分のものだけにするのではなく、与えることで幸せを分かち合うような感じに想えた。

ちゃんともとの場所に戻ってきて頑張る姿に、じんわり心があたたかくなる。

これぞ日本の映画!という感じ。
派手なアクションも、派手な演出も要らない。こういうあったかい映画こそ日本ならではではないのかな。
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