このレビューはネタバレを含みます
BS日テレ 日曜映画
男泣く。真夜中のカウボーイのダスティン・ホフマンの泣くシーンがいいと忽那がいい、主人公は、旧友との思わぬ再会で涙に濡れ、エンディング。青春の蹉跌か。
石橋杏奈は、活動家の彼女。訳の分からないまま、巻き込まれていく感じがいい。
学生運動の残渣の中、運動を横目に見て、ジャーナリストとなった負い目の妻夫木と運動から弾き出され、燻る想いを過激な活動にぶつける松山。
それぞれの葛藤と決意と挫折。一世代前の映像感と聴きづらい音響が70年前後の雰囲気を出す。
泣ける時代を持つことができた彼は、幸せなのだろう。