かつて大正製薬から発売されていた紙製ゴキブリ捕獲器には"ゴキブリゾロゾロ"というインパクトのある商品名がついていました。
濁点文字含有率が五割という力強いネーミングで"いっぱい"捕れそうなので記憶に残っています。
本作はチュウチュウゾロゾロです。
一作目の『ウィラード』もかなりの数出演していましたが本作はそれに輪をかけてネズミ達がゾロゾロ出てきます。えぇぇいサービスだ！持ってけ泥棒！的な出し方。
一作当たったのでもう一丁！的な二作目は、昔は特にそのヒット作の売りの部分の量的増量を図る傾向があったと思いますが本作もその一本かと思います。
とにかく一作目のインパクトのある部分をパワーアップしてくる。
一作目の『ウィラード』は徐々にネズミに人生を狂わされて行く主人公の青年が面白かったのですが、本作は少年とネズミのただの友情物語になってしまいました。
二作目でゾロゾロ出して来たのに面白かった作品も当然あって、その代表格が『エイリアン２』(1986)かと思います。
二作目独自の面白いストーリーあってのゾロゾロならば観客に飽きられないで済みます。
