ダース米田

リディックのダース米田のレビュー・感想・評価

リディック(2004年製作の映画)
3.6
B級作品としてまずまずな支持を受けたピッチブラックの続編。
全宇宙を服従させようと企む邪教集団「ネクロモンガー」の野望を食い止めるため、悪の力を持つ男リディックが立ち向かう。

本作は主人公リディックを演じるヴィン・ディーゼルが大のお気に入りと言っている作品です。
作風は前作と大きく異なり、様々な惑星や種族、賞金稼ぎや超常的な能力が登場する他、宇宙戦闘機のドッグファイトが見られる等、見事な「スペースオペラ」となっています。
なので前作のファンにとっては賛否両論となるでしょう(個人的にはこちらの方が好き)。

前作では道化的なキャラクターだったリディックですが、今作では前述の通り宇宙の危機を救うダークヒーローとなっています。
前作の生存者キーラは一応ヒロインポジションですが、印象としては非常に影が薄い気がした。
敵対する組織ネクロモンガーはスターウォーズで言うところの帝国軍の様な役回りですが、ちょっと設定等が説明不足だったかも。

まあキャラクター面では粗い部分が目立ちますが、やはりスペオペとしての世界観やビークル(宇宙戦艦や戦闘機のビジュアル等)はどれも個性的です。
また、リディックの出生に関する部分も描かれており、スペオペとしての更なる開拓性を秘めている原石的な作品とも言えます。

残念ながら興行的に大失敗となってしまったので当初の三部作構想は白紙となってしまいましたが、公開から10年ほど経過した後に「リディック ギャラクシーバトル」という一応の続編が製作されたので、小規模ながらも今後の展開に期待が高まるシリーズです。