「オンボロ戦車1台、逃げる途中でいろんな連中拾っていく」って設定が面白い。
『カサブランカ』と同じく、明らかに戦時国債募集の国策映画なんだけど、お話として意外とよくできてる。
国策映画だけに、随所で演説めいたセリフが挿入されるのがご愛敬。ドイツ兵もステロタイプで、悪の記号でしかないし。
それより、これ、ド戦時中(1943年)に撮って公開してるのがすごい(国策だから当然なんだけど)。アフリカの砂漠に見えるけど、実はロケ地はカリフォルニア(笑)。
そんな時期に余裕があると感心させられる一方で、撮ってる阿呆に見る阿呆。