星降る夜にあの場所で

ジョニー・ベリンダの星降る夜にあの場所でのレビュー・感想・評価

ジョニー・ベリンダ(1948年製作の映画)
4.7
ピーター・イエーツの「容疑者」を鑑賞しリーアム・ニーソンの境遇で思い出し

ド傑作☆

聾啞者であるべリンダとその町にやってきた中年の医者との涙なしでは見られない珠玉のヒューマンストーリー。
コミュニケーションをとれるようにと一生懸命べリンダに手話を教える医師は、先日書いた「コーマ」でリチャード・ウィドマークが演じた外科部長とは真反対の正に医師の鏡ともいうべき人格者。
他人は勿論、実父と叔母にさえ蔑まれる生活を送っていたべリンダは純真無垢で心優しき働き者。
この二人の微笑ましいやり取りが、とある残酷無比な事件によって暗い影に包まれてしまう…
しかし、二人はめげないんですね~(´ー`)
時折挿入されるノワール調の画が全体を引き締め、グイグイと引き込まれること間違いなしです。
何か所かに分けて泣かせて貰いました。
久し振りに再見したい!
お薦めです☆彡