ユエ

セックス・アンド・ザ・シティのユエのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版はHBOでほぼリアタイで観てた母の影響でファンになりました。
多分、全シーズン観てます。そんな私の感想です。
ドラマが終わり劇場版が作られると聞いた時当初は「えー、ちゃんと終わらせたのに、これ以上描くことあるの??」と思ったものですが、
観てみると、「これ以上の映画続編は無いのでは??」と言う位の素晴らしい映画です!!

ドラマ版そのまんまのセリフやテンポでファンは満足すること間違いなし!!
英語版しか観てないので吹き替え版の事はしりませんが、やはりこのシリーズの良さは独特の英語のセリフのテンポだと思います。
作品の言葉遊びとジョークは本当に面白いw
少々下品なこともありますが(主にサマンサのせい・笑)、まぁそれはタイトルにもある作品なので。

本当にドラマそのまんまのテンションなのですが、映画版らしく特別な事もいっぱい入ってます。
キャリーが有名デザイナーのウェンディングドレスを着て雑誌の撮影したり、
四人がメキシコの素晴らしいリゾート地へ行ったり、NYファッションウィークでファッションショーを見に行ったり…。などなど。
凄くいろんな事が起こる濃密な映画ですが、それでも観てて飽きない。
どんどん引き込まれます。

キャリーはMr.ビッグとの自由な幸せを歩んでいこうとしたらまさかの展開に。
自分の望む形にしたいのに世間や周りにながされて、まさかな方向に。
その展開はちょっと怖かった(特にヴォーグ誌の編集長)。
話の展開の為とはいえ、Mr.ビッグのあの行動は許せない!!(気持ちはわからなくは無いです…そしてキャリーにも責任はあるのは確かですが、女性なら憧れてしまってもしょうがないかな…と思います。)
Mr.ビッグにNO!!!と激怒するシャーロットが可愛い…いや、頼もしかったですw
そして絶望の中のキャリーを支える三人…やっぱこの四人の友情は最高です。
食欲もなく、ずっと寝続けるキャリーは見ていて本当に可哀想…そして印象に残るシーンです。(何かリアルなんだよね)
ご飯を持ってきて食べさせてあげるサマンサにお姉ちゃんみを感じ、萌えーw
お姉ちゃんっぽいサマンサ本当に大好き!!
今回、ミランダというキャラは本当に大事で話のキーになり、彼女に教訓が与えられます。
それもちゃんとフラグ回収されているというか、それがまた見事!!とにかく話の持っていき方が凄い!!

それからアシスタントの「セイントルイスのルイース」ちゃんも凄く良いゲストキャラでしたね。
あの子にはどん底状態のキャリーだけではなく見ている観客も救われると思います。
ゲストなのがもったい無い位の凄い良い子でずっとキャリーのアシスタントでいて欲しかったです…が、もしかしたらレギュラーでいるには逆にピュアすぎるかも…とかも思ったりw
なので、あれで良かったのでしょう、彼女には。

過去にHBOで何回か観ているんですが、ネトフリにあったので今回久々に見返してみました…がやはり面白い!!
前に観た時よりもね、歳をとったもので…また感じ方が変わったというか、また違う新鮮さがありました。(笑)
ただ、これはやはりドラマを見ていて設定や登場人物をわかっていないと楽しめないかもしれない、なので満点よりは下げます。
ユエ

ユエ