3人の外国人監督が『東京』を舞台に描くオムニバス映画。3作品とも、わかりづらい『世にも奇妙な物語』といった感じで、あまり好みではなかった。
ミシェル・ゴンドリー(フランス人)の『インテリア・デザイン』。3作品の中では、いちばん好き(マシ?)だったかも。ラストの設定は不可思議だけれど、主人公の心象風景の具象化と考えれば、まだ理解できるかな。
『ポンヌフの恋人』で有名なレオス・カラックス(フランス人)の『メルド』はさっぱり。最後まで我慢すれば理解できるのかと思っていたが、最後までチンプンカンプンだった。
『パラサイト』で一躍名を成したポン・ジュノ(韓国人)の『シェイキング東京』。前半は何かが起こりそうな張り詰めた展開にドキドキしたし、蒼井優との出会いまでは完璧な流れだったが、そこからの展開に追いつくことができなかった。香川照之の表情のみの演技には相変わらず唸らされたけど。
どれも「映画通」のための作品なのかな。