松原慶太

TOKYO!の松原慶太のレビュー・感想・評価

TOKYO!(2008年製作の映画)
3.5
ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ、3人の監督によるオムニバス。

ミシェル・ゴンドリーは、加瀬亮が自主映画監督役を演じていることもあり、前半かなり自主映画臭さがあり、これハズレかなと思ったが終盤のぶっ飛び展開で面白くなる。

カラックスはまったく面白くない。「糞」という名前の怪人が、ゴジラのテーマに乗って下水道から現れ、お前ら日本人は皆んな糞だみたいに言う話。寓意にしてもレベルが低い。

ポン・ジュノは3作品の中でいちばん映画的で、ひときわ光ってる。「引きこもり」という切り口も面白い。アジア人だからなのか、東京という街の撮り方を分かっている。なにより蒼井優が、蒼井優史上いちばんくらいに可愛く映っている。
松原慶太

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