ちろる

TOKYO!のちろるのレビュー・感想・評価

TOKYO!(2008年製作の映画)
3.6
ミシェル ゴンドリー監督、レオス カラックス監督、そしてポン ジュノ監督による#東京の姿。
見慣れた東京の姿も外国人監督の視点から観ればそれはなんか異空間のよう。
なんか、鏡の国のアリスの世界に入ったような感覚になってしまった。

①Interior Design ミシェル ゴンドリー
3つの中で一番好き。
藤谷文子さん結構好きだから見入った。ダメ男の彼氏役の加瀬亮もいい感じで似合ってる。
前半はミシェル ゴンドリー?って思うくらい邦画っぽい雰囲気だったけど、後半から一気にミシェル ゴンドリーならではの摩訶不思議な世界へ・・・
狭苦しいマンション、高い駐車料金、沢山のカルチャーが交差する雑多感。
「Tokyo」というテーマに沿ってしっかり東京を描きながらも自分色出してたのはこの作品だったかな。

②MERDE レオス カラックス
いやーアクが強い。
でも怪人のビジュアル恐ろしすぎて、忘れません。
銀座のあの人通りを駆け抜けるシーンとかもうやめてくれ!って思った。
島国の単一人種国家ゆえに新たな種族を受け入れない排他的な日本人の姿を描いているように感じたのだけど、これに関して言えば「TOKYO」?ってより「JAPON」じゃん。
東京舞台にしただけじゃないか?
むしろ東京は日本の中では一番他者を受け入れてる都市ではないかと思うけど・・・

③SHAKING TOKYO ポン ジュノ
わたしはこの監督の作品をまだ観たことがなく、テイストを知らないのですが、なんというかとても岩井俊二っぽい。
蒼井優さんが出てるから?とも思うのだけど、映像の雰囲気とかも美しくて嫌いじゃない。
「引きこもりの男の恋」を描いた奇想天外なファンタジーで、何もかもが引きこもって静まり返ったようなラストの展開は東京なのに東京じゃない感じの幻想的雰囲気が観心地良かった。
ポン ジュノ監督の他の作品も観てみようかな。