イヴ・モンタンの観る
仲間意識低く短気な刑事マルク
女性とも縁がないがシルビアと
偶然知り合い深い仲に。ある日
彼女の死体が自宅で発見されて
オープニングはハードボイルドだけど本
編は微妙でマルク演じるモンタンも渋さ
よりもジタバタする中年オジサンという
感じ。シルビアがファム・ファタールと
も見えるけど死んでしまうので残された
モンタンと真犯人であるもう一人のオジ
サンのジタバタぶりが際立つ
訳あってモンタンが犯人としか思えない
状況に。そこに気付いてるの自分だけで
おまけに捜査責任者。捜査進めれば自分
の首絞めるだけなのでジタバタするとい
うユニークな展開
ジタバタするのも仲間意識低いという彼
の性格もおそらく有って不幸な少年期を
過ごしてるせいか他人を信用出来ない。
仲間に話したところで。。。
そんな彼が中年期に差し掛かって心許し
かけた女性が殺害されて。と思うと切な
くておまけに捜査すると知りたくなかっ
た彼女の知らない顔も見えて来るという
のはダブルで切ない。そんな面もあるけ
どどうしてもジタバタ感は否めずです
二人のオジサン対峙してどうなるかです
が一番にグッと来たのは真犯人の奥様で
あるシモーヌ・シニョレ。
私が夫を放置しなければ。。。と男共置
いといてさすが名女優
ラストは生まれ変わったマルクで良いの
ではないでしょうか
監督 アラン・コルノー