エリオット

不時着のエリオットのレビュー・感想・評価

不時着(1964年製作の映画)
3.8
今月のTSUTAYA発掘良品からクリント・イーストウッドもおそらく見たことがあるのではないかと思われる1本。

序盤、旅客機が滑走路を飛び立っていきなり「不時着」する。
その原因は機長の人為的ミスなのか?旅客機の整備不良なのか?
国家運輸安全委員会(前身の組織)の調査と裁判が始まる…
と、ここまではまるで「ハドソン川の奇跡」のようだが、既に巨匠イーストウッドによるある意味アカデミックで高貴な作品とは異なり、本作はあくまで1960年代のプログラムピクチャーなのでその後の展開がミステリー仕立てのヒューマンドラマとなっている。

原因調査を任された航空会社の担当者(グレン・フォード)は、自分の足で、フライト前に酒場に出入りしていたなどという噂のある機長(ロッド・テイラー)の足取りを追い、真相に迫ってゆく…
そして、フライトシミュレーターなどない当時に最終的に事故原因を突き止めるために彼らが行うこととは…

「野のユリ」さえ未見だが、ラルフ・ネルソンという監督の演出は手堅いと思う。
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