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黒の試走車(テストカー)のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

黒の試走車(テストカー)(1962年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1962年大映。黒シリーズ第1作目。原作は梶山季之の同名小説。自動車メーカー同士の仁義なき情報戦と妨害工作。手段を選ばない企画一課部長(高松英郎)と、上司のために恋人をも産業スパイに仕立てるその部下(田宮二郎)を中心に展開する。「リベート」という言葉の使用や、「販売店が客に送った質問カードをIBMにかけ」るというアンケート集計の仕方から、この時代の企業文化がどれだけモダナイズされていたか垣間見えた気がして興味深かった。「道徳を気にしてたら現代に生きられんよ」という台詞が印象に残る。なぜか足のアップが多い。
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