中野シネマ

幸せの経済学の中野シネマのレビュー・感想・評価

幸せの経済学(2010年製作の映画)
3.4
「経済を専門家に任せるのではなく、自分たちの手で変えていこう」

グローバリゼーションとローカリゼーションについての、頭の体操。

興味深かったのは、「現在の物流や貿易の無駄」と「ローカルフード経済」「アイデンティティーと地域の知恵」について。中流下流階級だからこそ、生き方を変えられやすい。確かに、大事なことを言うが、一方的に偏った主張が多い。この映画の中でバランスをとると作品がボヤッとしてしまうからこれでいい。この作品と対になる、グローバル経済バンザイ、資本主義バンザイという映画があれば知りたい。映画と映画同士を討論させれば良い。
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