日中親善友好実話。貧しい環境の中で暮らす中国人留学生たちの生活を助けるお人好し近所の八百屋〝八百春〟夫婦との交流物語。一度野菜をまけてやった事をいい事に大挙で押し寄せ好意に甘え続け、困ったことが起こると何でもこの〝お父さん〟に相談持ちかける図々しい?神経に多少の嫌悪感感じる一方通行の友好から、後半お父さんの入院で〝八百春〟経営ピンチになると大挙して店売り手伝う双方向の友好に発展、留学生たちも入れ替わり6年の月日が経ち本国で活躍している元留学生たちから北京への感謝の招待状が夫婦に届く。見返りを期待して援助した訳でなく、そこに困った人がいたら国境を超えて自分のできる事を単純にどれだけの人が実際にできるかを自分を含め突きつけられる。今の冷え切った日中、日韓の感情を解決に導くヒントになり得る相互信頼に基づく相互友愛。世話になったら感謝しなさい、いつかは恩返ししなさい。千葉の西瓜と西安の西瓜、どちらが美味しいか論争、ホントに美味しければ素直に認めなさい。単純なことほど実は難しい世の中です。
