あつぼう

俺たちフィギュアスケーターのあつぼうのレビュー・感想・評価

4.0
ウィル・フェレルとジョン・ヘダーが共演してるだけでも面白いけど、映画はくだらなさ全開で面白すぎました。
アメリカのコメディって日本人には分からない笑いなどもあるから敷居が高い時もあるけど、これは安心して観れる映画でした。

フィギュア・スケートにはあんまり詳しくないので、ペア競技に本当に男子ペアとして参加出来るのか分からないけど、盲点を突いたのは確かですね。ペアの場合、女性の体重が軽いからアクロバティックな技を出せるのに、2人とも男ってなると演出面で無理がありそうです。でもこの映画はそんな事はお構いなしで展開していきます。
スポットライトを浴びて人気者やった2人だけに、その後の惨めな生活は許せなかったんでしょうね。プライドを捨てて大嫌いなライバルとペアになってもう一度栄光をつかもうとするってスポ根みたいやけど、その過程が笑えますよ。合宿で猛特訓するけど、その練習風景がムチャクチャで腹を抱えて笑ってしまいました。

ウィル・フェレルの体型ってちょっとメタボ気味でフィギュアをしてるような体型に見えないです。それでも銀盤に立てばセクシーなスケーターに大変身するアンバランスさが良かったです。
ジョン・ヘダーも【バス男】のオタクキャラとは違ってスケート界のアイドルって役なんですが、スケート界から干されてからはお得意のバカキャラが炸裂してました。
ベン・スティラーが制作に関わってるのも、この映画を面白くした要素の一つかな。
あつぼう

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