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イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男のaaaakikoのレビュー・感想・評価

3.8
この監督の『グレート・ビューティー 追憶のローマ』が大っっ好きで好きすぎて、2年たってもまだ感想書けてない!んですが、別の作品を見てみたのがこれ。
グレート・ビューティーのことをどなたか「ローマのインスタ映え映画」みたいなことレビューで書かれててなるほどと思いましたが、この作品もそれでした。すべてのシーンが絵になる!音楽と映像がすごすぎる!!ので、それを楽しむだけにして、ストーリーを把握するのはかなり早い段階であきらめました。
マフィアとのつながりや数々の汚職を疑われながらも、7期にわたって首相をつとめた政治家ジュリオ・アンドレオッティを描いた映画です。
しょっぱなからバンバン人が死に、いかにも基本的に人をバカにしたような取り巻きたちが登場。
で、グレート・ビューティーでは、ものすんごい色気のある人たらしなジジイをやってたトニ・セルヴィッロが、この作品では、陰気で猫背の黒ぶちメガネの、保身だらけの悪政治家アンドレオッティを演じていて、別人かと思いました。すごかった!
ファニー・アルダンも出ていました。
わたしのアホな頭では、ストーリーはほとんどわからなかったけど、おもしろかったので一回見てもう一度見てしまいました。

ほかの方もおっしゃっていますが…
『ゴッドファーザー』を見返したくなります。
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