これを見てると日本の悪い政治家が極小小粒に見える。
ジュリオ・アンドレオッティ元イタリア大統領の
汚職にまみれた政治家人生を描いたもの。
この人についてほとんど知らずにみたのだけど…まあーーーーーーーーースゴイ、犯罪・汚職の数々。
映画にしたくなるのすごくわかる。ネタには事欠かない。
なので面白い素材だったけど、事実の羅列という印象。どうも、抑揚に欠け、盛り上がりに欠け、淡々としてた。
当時の情勢や背景、たとえばキリスト教民主党同士の派閥争い、米国との関係、冷戦、諜報活動などそのあたりを少しくらい頭に入れとくといいかもしれない。
独自の語り口でカメラ目線で語りかけたりずっしりとした表情の中に腹黒さをかもし出したり、トニさんの演技はさすがでした。
この人物に興味が沸くね。