ちろる

迷宮物語のちろるのレビュー・感想・評価

迷宮物語(1987年製作の映画)
3.7
AKIRAの大友克洋、銀河鉄道999のりんたろう、アニマトリックスの川尻善昭が手がけるオムニバスファンタジーアニメーション。

「ラビリンス・ラビリントス」りんたろう
怪しいけど、きれいで引き込まれる!
夕暮れの路地裏、不気味な大人たちの影、少女はラビリンスの扉を開きその向こうは・・・
お祭り?チンドン屋のような音が不気味で、でもなんかノスタルジック。
オープニングにふさわしい作品でした。

「走る男」川尻義昭
正直一番印象に残らなかった作品。
画力が強すぎて、スピード感とかもすごいのだけど、オープニングから急にこのテンションだと入り込めなくって・・・
ストーリー自体はシンプルで、勢いはあるので好きな人はめちゃくちゃ好きかもしれません。

「工事中止命令」大友克洋
今はまだありえない近未来の世界なのだけど、もうすぐこんな恐ろしいことが起こるかもしれない。
この工事中止命令プロジェクトに1人だけ派遣って変でしょ、、ってツッコミは置いといたとして、
起承転結がしっかりしててもちろんアニメーションが細部までとんでもなく勢いがあって、圧倒させられた。
まだ、こんな事は起こってはないけど、これ作られたのって1987年だよね?相変わらず預言者ですか?と震えました。
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