Gatt

風と共に去りぬのGattのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
4.2
もう30年も昔になるけれど、正月に家族全員でテレビ放送に5時間噛り付いて観た思い出の作品。母の解説付きで。
歴史に残る名画であることは誰も否定しないでしょう。

見返してみて、改めて面白い脚本に撮影に俳優たち。
この女、本当にムカつくな!っと終始思いつつも、強さに惹かれる。おまえB型だろって言われそうな(かくある私もBですが)、元祖自己中勘違いツンデレ女子の壮大な物語。
安っぽくならないのは、ヴィヴィアン・リーあってこそ!美しい!
強く逞しく生き抜こうとする中盤が何より好き。タラの土を握るシーンは、震えます!

メラニーは本当に天使のよう。オリヴィア・デ・ハヴィランドの演技は、小さい頃からずっと心に残ってるんです。2人のコントラストが物語を面白くしてますよね!

最後は「明日考えるわ」ってのはナンだけど(笑)、失ってもタダでは転ばない強い希望があるラストでした。

小説続編あるんでしたよね。どうなるんだろ。僕は読まずに、強く立ち上がっていく彼女を思い描いていたいと思います。
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