Ginny

風と共に去りぬのGinnyのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
4.8
なんという映画なのか。
壮大なスケールに驚きました。
OVERTUREやINTERMISSION等、BGMの時間もあり、映画なのか劇場なのか、錯覚してしまう程、豪華絢爛でよい時間でした。
上映時間は3時間52分とかなり長いですが、全く退屈させないものでした。

スカーレットとレットバトラー、2人の単なる恋愛映画だと思っていたのですが、そんな単純なものでなく戦後の困難な時を必死に生き延びようとしたスカーレットの強さ、凛々しさ、周りの人との人間関係、そして極めつけでレットバトラーとの愛、だったのだなと受け止めました。

強い女性は大好きなので、スカーレットオハラも大好きです。
いつも凛々しく美しく堂々としていて、絶対に負けない、どうにかして切り抜けるという強さを持つ彼女が、本当の愛に気付いたシーンはグッときました。
それまでの2人のかすかなすれ違いも、ヴィヴィアンリーとクラークゲーブルが演じ切っており、最後の展開についても納得です。

衣装やセットがとても煌びやかで。
特に衣装はおしゃれ好きな女性ならたまらないのではないでしょうか。
移動シーンでは夕焼けと馬車が切り絵のようにとても美しく、全編に置いて迫力と美しさが桁違いです。

本当にスケールの違う映画でした。メインテーマの音楽も良かったです。
Ginny

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