GON

風と共に去りぬのGONのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.6
スカーレット、クズすぎ!

あんなにも醜いヒロイン他に居るのかッ!?
鑑賞中ずっとイライラしてましたけど、よくよく考えてみると現実世界で実際あそこまで追い詰められると大半の人間がスカーレットと同じ様な状態になりそうなんですよね。

んで、クラーク・ゲーブル滅茶苦茶カッコイイ。ああいう「俺カッコイイだろ」を全面に押し出してくる煽り性能高いナルシスト野郎すっごい好き笑笑 恋愛映画において一番魅力的なタイプの男性キャラだと思いますよホント。
チャラけるシーンとシリアスなシーンの切り替えの演技力も素晴らしかったです!

尺に関してはとにかく、長ーーーーーーいです。約4時間、途中休憩挟まず最後までよく鑑賞できたな自分。見終わったあとの達成感ハンパじゃなかったです笑
ストーリーは前半の1時間半は超ハイテンポで物語がどんどん進んでいきます。テンポが良いので飽きることなく楽しんで見れました。後半になってからはテンポが大分落ち着いて、最終的に救いのなさそうなラストへ向かっていきます。
「どうせド王道ストーリーだろ!」と思ってたんですけど、黒人奴隷の扱いを強めに描いたり(この事もありこの作品は黒人の有名俳優、監督から超嫌われてます)、先の読みにくい展開が続いていたので珍しく古典の超大作で新鮮味を覚え楽しんで鑑賞出来ました。
ただやっぱり古臭さは抜けないかな。映像面のせいもあるけど、主役2人以外のキャラに魅力がなくて惹き込まれにくかったのがやっぱりデカい。これだけの長尺で、あのテンポの良さでも脇役の魅力を出せてなかったのは当時のハリウッドの演出・表現方法や脚本力の限界でしょうか。
GON

GON