日本の名作アニメ映画であるオネアミスの翼にも影響を与えた作品だけど、前振りが長いからか三時間の尺が実に冗長に感じられた。
サム・シェパードとかエド・ハリスとかは確かに魅力的ではあったけれど、一々彼らの個々のドラマが要所要所で描かれるのも冗長さを助長させており、もっと切り詰めて宇宙飛行士としての訓練の様子に尺を割けば良かったのにと何度も思った。
でも本物のロケットの爆破シーンを使った試行錯誤の模様とかは中々興味深いものがあったし、そういう試行錯誤の末の打ち上げ成功となるとやはり昂ぶってしまうから困る。
でもそんな昂ぶった最後の最後でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲からコードをモロパクリしたメインテーマが流れてガックリするのが残念すぎる。