kazu1961

ライトスタッフのkazu1961のレビュー・感想・評価

ライトスタッフ(1983年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「ライトスタッフ」
Original Title :「The Right Stuff」
▪️First Release Year:1983
▪️JP Release Date :1984/09/098
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :第56回アカデミー賞
録音賞/作曲賞/編集賞/音響効果賞
▪️Appreciation Record :2020-528 再鑑賞
🕰Running Time:192分
▪️My Review
アメリカが実行した初期の有人宇宙飛行計画"マーキュリー計画"を賞賛する大作です。
監督・脚本のフィリップ・カウフマンが英雄的行為を絶妙な切り口の脚本で綴り、特にヴィジュアル面で素晴らしい成果を上げました。結果、第56回アカデミー賞において作曲賞(ドラマ)、編集賞、音響効果賞、録音賞の4部門を受賞しました。特に空中撮影と地球の周回を軌道を描いて旋回するシークエンスは素晴らしいの一言です。
NASAのマーキュリー計画を背景に、宇宙飛行士の選抜試験に選ばれなかった空軍のパイロットのイェーガーが己にしかない特に優れた資質(ライトスタッフ)に従って孤独な挑戦を続ける姿と、国家の重圧に耐えながら信頼の絆を深め合う宇宙飛行士7人、そしてその姿を心配しながらも支える家族の苦悩それぞれを対比した形で描いていて、別々の生き方でも勇気を持って行動する者達を讃えたストーリーは秀逸です。
さすがに192分の長尺はやや冗長な感はありますが、本作は一貫してスリリングで、グスタフ・ホルストのパワフルな組曲「惑星」と、ビル・コンティ がオスカーを受賞した気分を盛り上げる曲を合わせて使用しているのがうまいですね!!

物語は。。。
1950年代後半。宇宙計画でソ連に遅れをとったアメリカは、マーキュリー計画を実現させるべく、急遽7人のパイロットを選出。新世界へと旅立つヒーローとして、彼らの前途は約束されてはいましたが、ロケットも未完成の計画は無謀といえるものでした。その一方で、初めて音速の壁を破った伝説のテスト・パイロット=チャック・イエガーは、自らの手で大空へ挑戦し続けていました。。。

TVニュースや写真で語られる華やかな活躍とは全く別の宇宙開発史とも言える本作。サム・シェパードを始めとする絶妙なキャスティング、フィリップ・カウフマンの演出、音楽が結実した素晴らしい作品ですね。

▪️Overview
トム・ウルフによる同名ベストセラー・ノンフィクションを、フィリップ・カウフマン監督が映画化した群像ドラマ。59年から63年にかけて実施されたマーキュリー計画(アメリカ初の有人宇宙飛行計画)の飛行士に選ばれた7人の男たちの友情や苦悩と、47年に人類で初めて音速の壁を破った孤高の戦闘機パイロット、チャック・イェーガーの生き方が対照的に描かれる。出演はサム・シェパード、スコット・グレン、エド・ハリス、デニス・クエイドほか。(引用:映画. com)
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