結構残業した後でも観に行ける立地に映画館ができたのは有難いのだけど業後に観るには眠すぎるラインナップだった。映画が意味を生成するあらゆる作用を前景化する後期ゴダールの手つきにはやはり鬼気迫るものがあ…
>>続きを読む「まず喪に服した、しかし死は訪れなかった」とゴダールが語るのを見る。映画庁の人がゴダールの家に査察に来るのがおもしろい。というか、はみ出るお尻。とてもお尻です。くだらない話をするゴダールも、テニスを…
>>続きを読むいつものようなスベってる寸劇がほとんどない(全くない訳じゃないが)、言わばゴダールの美的な部分を純粋培養したような作品で、素晴らしい。
美的なカットを並べれば素晴らしい映画になるとも限らないのが、…
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Jean-Luc Godard(1930-2022.9.13)
Arvo Pärt(b.1935)《Miserere》
Hindemith《Trauermusik》
Beethoven
《…
道が出てきてもそこには雪が積もり車が動かない静かな静かなゴダール。照射と反射?六芒星?スクリーンという平面に対して奥に斜めの面が、川面に風が吹いたりして小波が立つときにふあーっと現れる瞬間が美しい。…
>>続きを読むゴダールが試みたのは自伝的な要素の強い映画ではない。いかに、自画像、つまり、今の自己を鋭く批評するか。
映画の内容は全く憶えていないが、様々な断片がつながり、もう、かっこよかった。
ゴダールの幼少期…
このレビューはネタバレを含みます
去る2022年9月13日、91歳でゴダール監督が死去し、彼の死後、本作を鑑賞することになろうとは…。
敬愛するジャン=リュック・ゴダールの死を知った時、驚きでしばらく呆然とした。
ついにこの時が来…
何度目かの鑑賞。
ゴダールによる、ゴダールのための、ゴダール。
その後の『ゴダールの映画史』へと続く映像詩的な内容。絵画、音楽、映画などの引用と、自ら出演し朗読する数々のテクスト。それらが次第に…