新人ナース・美山可奈は院内を巡回中に霊安室に安置されている遺体の声を聞く。
精神科の主治医から病棟で起きた殺人事件の被害者・矢野瑞希の遺体であったことを聞かされる。
スコットランド国際ホラー映画祭準グランプリ受賞の『最後の晩餐』などで知られる福谷修が監督、脚本を務めたホラームービー。
それなりにがんばった邦画ホラーではないでしょうか。
しかもこの作品、4日間で創り上げたという。
それを考えると、突っ込みどころは至る所にあるものの、大きく破綻しているわけでもなく、予算と撮影日数があれば、もっともっと怖くできたのではないだろうか。
でも、まさかこんなオチじゃないだろうなと思ってみてたら、ホントそのまんまなのでガッカリでした。
精神科の医師とか出て、主人公がちょっと浮かない顔をしているあたりからすぐ想像が付きました。
グロシーンも、ジャケット写真の外科医の顔ぐらいで特にそれ以外は目立つものは無かったです。
でも主演の芳賀優里亜が香里奈似の美形の為、許せます。
古典的なショッカー描写とミステリーとが上手くブレンドされている。
あのラストシーンに導くために、結構周到に伏線が張られていたのが分かるもんなぁ。
62分の短いランタイムなのも丁度良い。