ジャッキーケン

ジーパーズ・クリーパーズのジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)
2.7
最後までなんだかよく分からないホラー映画。ただのスプラッター映画かと思ってみたら教会の地下にある悪趣味な大量死体、常軌を逸した怪物スキル、明らかに人間ではない「何か」がひたすら不気味。
何故死体を縫い合わせているのか、なぜ人をバンに備蓄しているのかは理由がはっきり分かるんだけど結局「何か」は生きるための生存本能としてそれをやっているのか、なにか目的があって人殺ししてるのかピンとこないで終わってしまうのがさらに不気味。

ホラー映画界のプリンスことジャスティンロングが正義感強めのキャラで活躍するが「スペル」で清々しいくらいのバカっぷりを見せつけたかと思えば本作では何かと頼れるので意外性がありました。

車のエンジンが中々かからない定番の展開が2度3度何度も起こるのが若干イラっときます。アクロバティックに車をよける「何か」が放つ異常なかっこよさ、警察署襲撃はスプラッター映画を超えた展開はめっちゃワクワクします。
ラストはかなりショッキングです。
アメリカの田舎町はやっぱり怖いですね。