このレビューはネタバレを含みます
夫とまだ幼い娘2人と幸せに暮らす主婦のリンダ。
ある日家を訪れた警察官から夫が事故に遭い亡くなったと聞いた時に全てが奪われてしまったかと思いきや、次の日に目覚めると夫は当たり前のように家に居る。
それから目覚める度に夫が亡くなっていたり、生きていたり。
混乱するリンダだったが、夫が死んだ水曜日を中心に前後行き来しているのだと気付く。
なかなか面白かった。最初死んだ夫が生きていた時にパラレルワールド系かな？と思ったのだけれど、曜日が前後していて、尚且つリンダは夫が死んだ後に眠る→夫が生きている曜日に目覚めると不思議な行き来をする為に最初ちょっと混乱したけれど、劇中でリンダが表を作ってくれるので分かり易くなっている。
夫婦としてすっかり家族へと姿を変えて会社の女と浮気している夫も許し、夫が死ぬ水曜日に全力で死ぬのを阻止しようと努力するリンダだったけれど、結果的に彼女の行動で夫は事故に遭って亡くなってしまう。
ラスト、どうやらもっと小さな家に引っ越しした様子のリンダと子供たち。
あの一週間の夫との回想。そして立ち上がった彼女のお腹が大きくなっているところが映し出されて終わり。
これはどういう構造になってるんだろうなぁ、止めるために夫の事故現場に駆け付けて、リンダの指示で事故に遭うんだけど…。
一番最初に事故の報せを聞いた時ってどうだっけ、爆発炎上してたのもそのまんまなのかな。
全部の記憶を持ち合わせてランダムに曜日を移動していた一番最後に件の水曜日に辿り着いた結果、結局夫は助けられずに死ぬんだけど…。
そして一番最初の段階で夫が留守電に残したあの言葉を考えると…別のリンダがその場に居て同じ展開をやってたって事…？
主役のリンダは各曜日を巡ってやっとあの最後の言葉の続きを聞けた訳なんだけども…留守電にも 君か？みたいな言葉入ってなかったっけ。
…まぁ、愛は大事だよね！って事で…。夫が浮気をやめて家族への愛を取り戻せただけで充分なのかな。
死亡保険金3倍だし、もう一人子供も授かったし…。
いや～でも、死亡する運命は変えられないけれど、新しく生まれる命は増えても良いのか…なぁ。う～ん。それも今のリンダが知らなかっただけで、決められていた事だったのかな。
