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雨に唄えばのmomokaのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.6
何で今までこんなに素晴らしい作品を観てこなかったんだろう。ミュージカル映画が苦手な自分でもこれはとても面白かった!感激!

無声映画からトーキー映画への移り変わりが作品の主題とされていて、映画の歴史を学べるという側面もありながら、ミュージカル映画としても見事に完成されている。俳優さんの溢れんばかりの笑顔、タップダンスをうまく取り入れた華麗でリズミカルな素晴らしいダンス、場面ごとに流れる素敵な音楽、色鮮やかな衣装…。

ストーリーはご都合主義的な所もあるかもしれないが、そこまで気になることなく、純粋に楽しめる。作品を観終わった後は、まるでディズニーランドを訪れた時のようなトキメキと幸福感で胸がいっぱいになった。悲しい時があっても、きっとこの映画を観れば自然と笑顔になれるはず。そんな力を持っている作品だなと思う。

ハッピーエンドな展開もこれまた最高。ドンとコズモと彼らの映画会社の社長のあの悪だくみ😏
最後のシーンも何とも胸が温かくなった。
ひとつひとつのミュージカルシーンが本当に絵になる、素敵な作品です✩*.゚

ぜひ、幸せな気持ちになりたい時にはご鑑賞を◎

『A Clockwork Orange』での「Singin' in the Rain」のイメージを払拭できて良かった〜(笑)
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