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雨に唄えばのnekosukiのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.0
古典的名作は画質が荒いのが定説なのにこの作品は映像の美しさも特筆もの。
「風と共に去りぬ」同様にリマスターがされている。
通しで観たことがなかったのでU-NEXTに感謝‼️

ひたすら明るく楽しく、ミュージカル映画の真髄を観るようだ。
この時代はタップが主流でダンスもキレキレ。現代に持ってきても遜色がない❗
映像も斬新で映画の世界の話なので劇中劇のサイレント映画が洒落ていると思った。

路面電車、クラシックカー、ファンにもみくちゃにされる様が滑稽。
最近は帽子を被る人が減ったが、この時代は帽子がお洒落の仕上げで効果的に使われている。ファッションを見ているだけで楽しくなってしまう。

お話はサイレントからトーキーへの過渡期、台詞の音録りに相当苦労したようだ。試写会では音がズレたりさんざんで
シリアスが喜劇になってしまう始末。

当時のセットや撮影風景が楽しくミュジカル映画の醍醐味を味あうことができた。

やはり、評判通り映画史に残る名作に違いない❗
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