ひれんじゃく

雨に唄えばのひれんじゃくのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
4.1
バビロンの復習で来た。

ところどころに差し挟まれる圧巻の長回し(タップ)ダンスシーンが本当すごい。すごすぎ。どれだけの時間をかけて撮ったんだろうなと余計な心配をしてしまう。

トーキーの波を逆手に取ってのし上がっていく感じが気持ちよかったしストーリーも明快でわかりやすい、間延びもしてなくてよかったです……やっと本家の「雨に唄えば」シーンを拝見できたし、これでデイミアンチャゼルがどれだけこの作品を引用してきてもわかるようになったぞ!!!!サイレントからの乗り換え苦労シーンはこっちにもあったけど、純粋に映画を成功させたい!っていうパワーと勢いのまま名作を作り上げたってところがやはりいいですね。途中からこの映画の中で撮られている映画を見ているのか、「雨に唄えば」という本作を観ているのかわからなくなる演出がされているような気がしてアイデアに脱帽した。
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